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  • 2008.04.17 Thursday
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◇83・《 時代小説コラム(2) 》

JUGEMテーマ:読書


図書館の利用法


「時代小説を読破する」なんてことは出版数が多くてとても無理なのですが、特定の作家の時代小説ならできるのかもしれません。

といっても、人気の高い作家でなくては難しいのが現実。
文庫書き下ろしの作家や人気作家なら、再版されたり、文庫落ちしたりして比較的古い本でも購入することができます。ただ、人気作家でないのならハードカバーで出版されたまま絶版になっていることも多く、出版作をコンプリートすることは難しくなってきます。そこで、おススメするのが、図書館を利用して本を借りることです。

図書館を利用すると、絶版になった作品や今まで知らなかったような作家が書いた時代小説を読むことが可能となります。人気がない作家でも図書館を利用することでコンプリートすることができるかもしれないのです。

自分は、とある政令指定都市に住んでいるので、普通より図書館の環境が充実しているのかもしれませんが結構有効に利用してしています。それほど人気ではない時代小説作家の作品をよく借りていますし、自分はハードカバー出版された本でも文庫で購入することが多いので、文庫落ちしない作品や、どうしても読みたい作家の最新作を図書館を使って読むこともあります。

最近では、オンライン化もされていますので取り寄せも簡単。昔の図書館の利便性は知らないのですが、今の図書館が便利なことは間違いありません。

時代小説はファンなら是非図書館を利用してください。といいたいところですが、図書館で本を読んでしまって本を購入しなくなれば、作家にも出版社にもほとんどお金が入らなくなります。お金が入らなくなることが続けば、時代小説が出版されなくなりかねません。図書館では、せいぜい絶版本を借りるていどにとどめておいたほうがいいでしょう。

◇82・《 江戸時代のその他の小説(4) 》

特に事件などは起きません!


山本一力
梅咲きぬ
小学館
2004年12月出版


★★★☆☆

梅咲きぬ (文春文庫 や 29-6)
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「作家」

山本一力は、直木賞の受賞作「あかね空」や清水次郎長を主人公にした「背負い富士」がドラマ化するなど、存命の時代小説作家の中で有数の活躍を見せています。
派手なチャンバラ劇や捕物話がほとんどないため、活劇系の時代小説のファンには面白くないかもしれませんが、現代ドラマや小説が好きという方でも楽しめる内容なので、時代小説の入門編としてもおススメの作家です。


「あらすじ」

深川の料亭「江戸屋」の女将・三代目秀弥の一人娘玉枝。彼女は、母親の後を継ぐべくときに厳しく、ときにやさしく育てられた。
子供から娘。娘から一人前の女性に成長していく姿を描きながら、江戸文化をそして江戸時代を逞しく生き抜いた女性たちを映し出していく。


「感想」

本書の主人公・四代目秀弥は、他の山本作品にも名わき役として登場。人気となっているキャラクターです。そのため、彼女の少女時代から成長した姿までを描いてくれる本書は、山本ファンにとっては特別な作品となっています。

名門とはいえ一料理屋。それも殺人や強盗などといいった大事件が起こるわけでもない本書は、他の時代小説、特に捕物帖になれた方にとっては少し抵抗があるかもしれません。ただ、彼女を中心に描かれる江戸文化や町人の心粋などは、他の作品では楽しめないものです。活劇が好きな方でも本書を一度手にとってください。江戸の町に少しでも愛着があるかたなら、きっと楽しく読めるはずです。
 
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◇81・《 江戸時代の捕物帳(22) 》

窓際同心が江戸の闇に迫る


鈴木英治 
手習重兵衛 1 
闇討ち斬
中公文庫
2003年11月15日出版


★★★☆☆

手習重兵衛 闇討ち斬 (中公文庫)
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「作家」

鈴木英治は、時代小説の文庫書き下ろし作家にの中でも出版速度の速い作家の一人で、幾つ物シリーズ物をを出版しています。しかし、佐伯泰英や藤原緋沙子とは違い、比較的早くシリーズを完結させるという特徴をもっています。

本書「手習重兵衛」も完結させたシリーズ物の一つ。ここでオチをいうわけにいきませんが、ちゃんと終わっています。

時代小説は、人気がありすぎるために作家の死去でシリーズが終わる作品が多いのですが、鈴木英治にはその心配はないようです。ただ、未完に終わって欲しくないけど、シリーズは終わって欲しくないという方には、少し不満が残るのかもしれません。


「あらすじ」

手傷をおい、江戸のの白金で行き倒れになってしまった重兵衛は、村の手習い所の師匠に助けられ、手習い所で居候することになった。

過去を隠し、心に屈託を残す重兵衛だが、手習い所通う子供たちと接するうちに、次第に村人と打ち解けていくのだった。

しかし、手習い所の師匠が謎の男に闇討ちされた。重兵衛は、恩人の仇を討つべく犯人を捜し始めるのだった。


「感想・解説」

一見無能に見える同心が実は有能で、見事に謎を解いていく。奉行所内で孤立した切れ者同心を影から助ける人物が実はお奉行様。

同心が主人公の捕物帳を読んでいるとよく見るこのシーンが、本書でも登場します。テレビの時代劇と同じで、時代小説の捕物帳はまんねりを楽しむところもあり、決まったパターンが喜ばれるのです。

テレビの脚本家が時代小説の作家になることが多いのは、そういったお決まりのパターンを熟知しているのかもしれません。
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◇80・《 江戸時代の捕物帳(21) 》

復活第二段は、少しマイナー出版社の人気シリーズが登場です!

えっ! あの有名人が隠密に

稲葉稔 
鶴屋南北隠密控
学研M文庫
2002年7月15日出版


★★★★☆

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「作家」

幅の広い分野で活躍を見せる稲葉稔の著作活動ですが、最近は時代小説中心。他の分野での活躍はあまり見られなくなりました。
他の分野が好きという方には残念なことかも知れませんが、時代小説作家としての稲葉稔ファンの自分としては嬉しいこと。この調子でどしどし新作を発表してもらいたいものです。


「あらすじ」

芝居作者の鶴屋南北は能力はあるのだが、人気の面ではいまひとつ。うだつが上がらず苦しい生活を送っていた。
おりしも江戸の街では、火付けに乗じて強盗を働くという凶悪事件続発。生活力はないが人一倍義侠心が熱い南北は、ひょんなことから知り合った火付け改め方長官・長谷川平蔵密偵となり、江戸を騒がせる悪と戦うことになった。


「感想・解説」

犯罪とは関係ない江戸時代の著名人が捕物帖に登場することはよくあることなのですが、主人公が著名人というは少し珍しいことかもしれません。そういった意味でもとっても興味深い時代小説です。

時代小説には、江戸時代の文化を知っているとストーリーが面白くなることが多いのですが、本書はその顕著な例です。後年、江戸時代を代表する戯作者に出世する鶴屋南北の知識があると面白さは数段アップするかもしれませんね。

ちなみに自分はあまり詳しい知識を持っていなかったので、真の面白さが分かっていないのかもしれません。これから勉強して、もう一度読み直そうと思ってします。

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◇79・《 江戸時代の捕物帳(20) 》

おく読みくださっていた方、本当にすいませんでした。
約半年間の充電期間をいただき、久しぶりの更新をさせていただきます。

この半年間で多くの時代小説を読み、今まで以上に時代小説の虜となったHIROが、時代小説の魅力を少しでも伝えられるようにがんばっていきます。

よろしくお願いします。

「時代小説 マスターへの道」。
復活第一弾となる今回は、初心に帰って大御所が書いた大メジャー小説をお送りします。


今や伝説! 池波正太郎が初登場

池波正太郎 
鬼平犯科帳 1
文春文庫

★★★★★

鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫)鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫)池波 正太郎 文藝春秋 2000-04売り上げランキング : 8031Amazonで詳しく見る by G-Tools


「作家」

池波正太郎については、ここでご紹介する必要がないほどのメジャーな作家です。時代小説が好きという方ならば、池波の名前は避けて通れないほどです。

また、池波正太郎が書いたシリーズ物「鬼平犯科帳」や「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」は、現在隆盛を極めている文庫書下ろし作家に多大な影響を与えていることでも知られています。

池波正太郎は、自身が次々と名作小説を発表していた時代と影響を受けた作家が小説を書いている現在の2回、時代小説のブームを起こしました。今我々が時代小説を楽しめているのも池波正太郎が本を書いてくれたお陰といってもいいかもしれません。


「あらすじ」

火付盗賊改方長官・長谷川平蔵は、江戸の町人から慕われ、盗賊や悪党などからは「鬼の平蔵」と呼ばれ恐れられていた。だが、平蔵の素顔は、義理人情に溢れたやさしい男。犯罪、それも凶悪な犯罪さえ起こさなければ、鬼の顔と出会うことはなかった。

ただ、悪党たちには容赦はしない。配下の与力や同心、そして凶悪な盗賊を憎むがゆえに平蔵の配下に加わった元盗賊の密偵を駆使し、悪党たちを追い詰めていく。


「感想・解説」

感想はとにかく面白いのひとこと。時代小説をご紹介す本ブログでこういった発言をするのはおかしいことなのですが、他にいいようがりません。とにかく読んだことのない方は一度読んでください。読んだことのある方はもう一度。是非読んでください。そうすれば、他の感想をご紹介できないことがわかっていただけると思います。

テレビの脚本家が時代小説の作家になることが多いのは、そういったお決まりのパターンを熟知しているのかもしれません。
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◇78・《 江戸時代の捕物帳(19) 》

窓際同心が江戸の闇に迫る


井川香四郎 
くらがり同心裁許帳 1
ベスト時代文庫
2004年5月1日出版

★★★☆☆

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「作家」

井川香四郎は、文庫書き下ろし時代小説界の大家の一人です。人気の面はともかく、出版速度は、文庫書き下ろし界を代表する2人、佐伯泰英、藤原緋沙子と負けずとも劣らないほどです。

何度か本ブログでもご紹介しましたが、井川香四郎の脚本家出身。「暴れん坊将軍」や「八丁堀の七人」など、エンターテイメント性溢れる時代劇の作品の脚本を書いておられたそうです。本作くらがり同心裁許帳も同様、エンターテイメント性抜群の作品です。


「あらすじ」

迷宮入りした事件を専門に扱う永尋書留役の同心・角野忠兵衛は、奉行所内で窓際に追いやられた存在だった。しかし、角野忠兵衛は、実は切れ者の同心。奉行所全体が忘れさったような隠れた事件を執拗に追及し、隠されていた悪を追い詰めるのだった。

事故として片付けられていた一年前の溺死した職人の事件。母親は、その死を受け入れられず月命日のたび、町奉行所に哀訴を続けていた。事件に興味をいだいた角野忠兵衛は、単独で捜査を開始。事件の真相を探り出すのだった。


「感想・解説」

一見無能に見える同心が実は有能で、見事に謎を解いていく。奉行所内で孤立した切れ者同心を影から助ける人物が実はお奉行様。

同心が主人公の捕物帳を読んでいるとよく見るこのシーンが、本書でも登場します。テレビの時代劇と同じで、時代小説の捕物帳はまんねりを楽しむところもあり、決まったパターンが喜ばれるのです。

テレビの脚本家が時代小説の作家になることが多いのは、そういったお決まりのパターンを熟知しているのかもしれません。

◇77・《 江戸時代のその他の小説(3) 》

時代小説? ファンタジー?  
大人気小説が登場


畠中恵 
しゃばけ
新潮社
2001年12月出版

★★★★★

しゃばけ (新潮文庫)しゃばけ (新潮文庫)
畠中 恵

新潮社 2004-03
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「作家」


本作しゃばけで日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞を受賞。2001年に作家デビューをはたした畠中恵は、今や直木賞候補、しゃばけシリーズ300万部を突破するまでの人気作家となりました。でも、畠中恵は元々漫画家志望だったようで、小学館から漫画家デビューもしておられるそうです。

本人の意思はともかく、一ファンとしていわせて貰うと漫画家として大勢しなくて、とってもラッキー。こうして彼女の小説が読めるのが嬉しくてしょうがありません。


「あらすじ」

聡明だがとっても病弱な青年として知られる江戸有数の廻船問屋の跡取り息子・一太郎には、人には言えない秘密があった。それは、一太郎の周囲に妖怪たちが集まっていることだった。

店の人たちに内緒で外出した一太郎は、出先で人殺しを目撃してしまう。機転を利かして何とか逃げ出した一太郎だったが、それ以来剣猟奇的な事件が彼の周囲で続けざまに起こった。狙われているのが自分だと気づいた一太郎は、妖怪たちと一緒に事件の謎を追うのだった。


「感想」

本書は2007年9月現在、6巻まで発売されている人気シリーズの第1巻となる作品です。舞台は江戸時代の江戸で、時代背景や道具に文化などはそのまま時代小説の設定です。しかし、登場人物(?)のほとんどが妖怪という所が普通の時代小説としてかけはなれています。

純粋な時代小説とはとてもいえないしゃばけですが、ファンタジー要素が強く軽いストーリーは、時代小説の入門書としておススメです。本書を読んで江戸時代の雰囲気になれれば、他の時代小説が読みやすくなるかもしれません。

また、しゃばけは今秋実写ドラマ化が決定しています。先に小説を読むと、ドラマがより楽しめそうです。

◇76・《 江戸時代の剣豪小説(36) 》

南部藩と津軽藩。決して相容れない2藩の対立が影二郎を巻き込んだ!


佐伯泰英 
夏目影二郎始末旅 6
下忍狩り
光文社文庫
2002年5月20日出版


下忍狩り (光文社文庫)
下忍狩り (光文社文庫)佐伯 泰英


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★★★★☆

「シリーズ」

田沼意次と松平定信、徳川吉宗と徳川宗春など、江戸時代にはたくさんのライバル関係がありました。また、藩同士のライバル関係も熾烈を極めていたようで、長州藩と薩摩藩は有名です。しかし、一番熾烈な争いを繰り広げていた藩は、南部藩と津軽藩ではないかと思います。

南部藩と津軽藩は、その成り立ちから火種を抱えており、両藩が争うのも仕方のないことなのですが、幕府も争いを煽っていたふしがあります。そのようなこともあって、南部藩と津軽藩との争いは、江戸の町に住む庶民までにも知られるくらいだったようです。

本作は、夏目影二郎が両藩の争いに分け入っていきます。相容れることがない2つの藩。夏目影二郎はどのように収めるのでしょうか?


「あらすじ」

江戸の町で巫女何者かに襲われた。偶然事件に遭遇した夏目影二郎は、事件に南部藩と津軽藩の争いがあるのではないと疑いを持った。事件を知った老中水野忠邦は、影二郎に南部藩と津軽藩を改易できるだけの証拠を掴めとの命令を出した。

命令に不満を感じながらも奥州路を進む影二郎に突然、怪しい忍者集団に襲われるのだった。


「感想」

相変わらず全国を旅しながら壮絶な戦いを繰り広げる影二郎。その移動距離は相当なものになっているはずです。車も電車も自転車すらない江戸時代に、この距離を移動すとは、想像ができません。

しかし、そんな驚異的な影二郎を越える人が江戸時代には実在してました。伊能忠敬や間宮林蔵など、記録に残っている移動だけでも影二郎を遥かに凌駕する距離を移動しています。江戸時代の人々は人間だったのかと疑ってしまうほどです。



◇75・《 江戸時代の捕物帳(18) 》

切れ者の与力が悪に立ちはだかる


藤井邦夫 
秋山久蔵御用控 1
神隠し
ベスト時代文庫
2004年9月1日出版


神隠し―秋山久蔵御用控神隠し―秋山久蔵御用控
藤井 邦夫

ベストセラーズ 2004-08
売り上げランキング : 308487

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★★★★☆

「作家」

本ブログ初登場となる藤井邦夫は、時代小説界で注目の作家です。まだ、デビューして数年と作家としての経験が浅い藤井邦夫ですが、その実力派ベテラン以上。これから実績を積んでいくとどれだけすごい作家になるか分からないほどです。作品数も20冊程度ど比較的少ないので、今の内にチェックしておかないと、あとで後悔しかねません。


「あらすじ」

桜見物に出たまま一人の娘が行方不明となった。家族と必死の捜索でも発見することができず、生存が不安視され始めた。

しかし、行方不明から3日後、その娘が無事帰ってきた。誘拐にしては金銭の要求もなく、町奉行所は神隠しだったということで事件の始末をつけた。だが、事件の背後に卑劣な企みあったことはには誰も気づいていなかった。南町奉行所与力・秋山久蔵を除いては。


「感想」

本書を読んでまず最初に驚いたことは、主人公の秋山久蔵が与力だったことです。普通町奉行所の与力は、事件現場に出ることもなく、ただ同心を指揮する役目のはずなので、時代小説ではあまり主人公になることはありません。しかし、秋山久蔵は同心を指揮しながら、実際に事件の捜査までこなします。

型破りな凄腕与力。他の時代小説では味わえない新しい魅力に溢れていました。


◇74・《 江戸時代の捕物帳(17) 》

一橋一橋の橋が、人の一生を写しだす


藤原緋沙子 橋廻り同心・平七郎控 1
恋椿
祥伝社文庫
2004年6月20日出版


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★★★★☆

「作家」

 最近女流作家の躍進が目立つ時代小説界。中でも、藤原緋沙子の活躍が目立ちます。幾つ物シリーズを平行して書き続ける出版速度も驚異的なのですが、それ以上に面白い作品が多いことに驚かされます。しかも、一つとして似ているシリーズがなく、まったく違った物語が楽しめるのも魅力です。

それぞれのシリーズが出版されるのが待ち遠しくてたまりません。


「あらすじ」

一刀流達人で、黒鷹と呼ばれた北町奉行所同心・立花平七郎は、ある事件をきっかけに定町廻りから、閑職の橋廻りに左遷されてしまった。

だが、橋廻りでも事件は起こる。それは、色や欲が絡んだ殺伐としたものではなく、人の心がつくる悲しい事件の数々だった。


「感想」

今ブームが訪れている時代小説の書き下ろし文庫では、さまざまな内容の作品が出版されています。しかし、本作のように悲しくて切なく、そして感動してしまう作品は多くありません。時代小説の特徴として剣を使った殺伐とした作品が多いことのは仕方のないことかもしれませんが、もう少し人情物。それも、感動してしまうような作品があっていいかと思えます。

そう考えると藤原作品は、時代小説界で貴重な存在だといえるのかもしれません。

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