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  • 2008.04.17 Thursday
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◇10・《 江戸時代の任侠小説(1) 》

復活を遂げつつある任侠小説が登場


黒崎裕一郎
渡世人伊三郎
ハルキ文庫(時代小説文庫)
2003年6月18日出版

★★★☆☆


「作家」


 黒崎裕一郎は、文庫書き下ろしを中心に活躍している人気作家の一人。主に剣客物や剣豪小説を書いていて、多数の本を出版しています。今回紹介する作品は、黒崎裕一郎にしては珍しい任侠小説。一時期絶滅しかかったこの分野に最近「佐藤雅美」や「山本一力」などが新しい作品を出版しており、復権の兆しを見て取れます。黒崎裕一郎の活躍次第では、復権が早まるかもしれません。


「あらすじ」

 文字通り天涯孤独な伊三郎は渡世人。しがらみができこと嫌い、常に一人で放浪の旅を続けていた伊三郎だったが、一人の無宿人に声をかけられたことから面倒事に巻き込まれていく。
 弥助と名乗ったその無宿人は、自分には追手がかっかっていることを告白、強力を頼んだのだが伊三郎はそれを拒否。したはずだった。


「感想・解説」

 初めて読む黒崎裕一郎の本だったので、最初は不安だったのですが、内容も少し軽めだったということもありスラスラと読むことができました。これからもどんどん読んでブログで紹介したいと思います。

 任侠小説の主人公は、悪人が多く感情移入しにくいことが多いのですが、伊三郎には共感でき、面白く読むことができました。何もしていないのにどんどん事件に巻き込まれていく伊三郎の不幸な姿はある意味爽快。次の巻が読みたくなるほどでした。

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