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  • 2008.04.17 Thursday
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◇65・《 江戸時代の剣豪小説(27) 》

江戸の町壊滅を狙う賊に、惣三郎の正義の剣が振り下ろされる


佐伯泰英 
密命 5
密命・紅蓮剣
火頭
祥伝社文庫
2001年8月5日出版


火頭―密命・紅蓮剣 (祥伝社文庫)
火頭―密命・紅蓮剣 (祥伝社文庫)佐伯 泰英


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★★★★☆

「シリーズ」

佐伯作品は、基本的に作中のキャラクターが年齢を重ねていきます。「御宿かわせみ」「鬼平犯科帳」も同じで、時代小説では作品の現実性を高めるためによく使われる手法です。

しかし、シリーズ化を考えていない作品にこの手法を使ってしまうと、ストーリに重大な制約ができてしまうことがあります。本書「密命」は、その典型的なパターン。主人公の年齢が高くなりすぎて物語に支障をきたしています。

その支障を佐伯泰英がどのように解決したのかは、7巻以降を読んでいただければわかります。


「あらすじ」

大店を狙う盗賊が江戸の町に現れた。押し入った家の家人を皆殺しにした上に、火付けまでおこなう凶悪な盗賊だった。町奉行所懸命に賊を追うのだか、焼け跡に残された「火頭の歌右衛門」という名前以外、手掛かりがまったくない状態だった。

時を同じくして、大岡越前は、江戸町火消しの再編中だったのだが、「火頭の歌右衛門」のせいで頓挫しかけていた。

江戸の町を恐怖に陥れる賊に対して、大岡の懐刀・金杉惣三郎が立ち上がった。


「感想」

江戸時代の庶民にとって、一番恐ろしいことが火事だったようです。特に江戸の町は、人家が密集している上に、現代代のように耐火構造の素材もなかったため火に対して大変弱い町だったようです。火付け犯の処罰が、市中引き回しの上、打ち首獄門というもっとも重い刑だったこともうなずけます。

本書は、そんな火事の恐怖をストーリに取り入れた作品。江戸時代の火事に対する考え方がわからないと理解できないのかもしれません。

時代小説は、江戸時代の文化や考え方を理解すれば、今まで以上に楽しめる作品なのです。



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